2007年10月30日火曜日

笑顔、そして愛

今日は、ライデンに携帯とカメラをとりに行った。
しかし、あのインド人の女の子は、
あんなに連絡したのに全て家に忘れてきたらしく、
姿を現しもしなかった。

"I was in rush because i almost missed my bus, so i forgot to bring your stuff"
"oh, it's ok. bye~"

"fuck!!!!!"
途中までとても日本的な対処をしたのですが、
結局ちゃんと電話を切っていなかったので、全て聞かれてしまいました。
しかし、酔っぱらいの僕の責任なので、仕方ありません。

スーパーに行ったら、なぜかカードが使えない。
所持金、80セント。


こんな時こそ笑顔で過ごしたいものです。
ライデンで、友達と昼ご飯食べれて良かったではないか。
うん、みんなありがとう。全てに感謝。
夕方から上でパーティーを始めるスペイン人もかわいいじゃないか。

こういう試みを高校の時にやったことがあって、
ストレスが溜まって入院しました。

笑顔宣言

2007年10月28日日曜日

体の中の柔らかい所

ドイツのハーメルンはとても良い所だった。
ハーメルンの笛吹きの話しは日本で知っていたけれど、
まさか実際に行くとは思っていなかった。

ハーメルンにはドイツ人の友達、アレックスが住んでいて、
彼の友達にも会って、カフェでパンケーキを食べたり、
一緒に飲んだり、料理をしたり、モノポリーゲームをやったり、
異様にまずいドイツ料理を食べたり、小さな城に行ったりした。
その都度、一生懸命に説明をしてくれるアレックスはとても優しかった。
そして、何も言わずに町の昔話の本を勝手に買ってくれた。
全く欲しくなかっただけに、逆に嬉しかった。
彼はもうIT関係の会社に勤めて、その小さな町で自立した生活を送っている。
ヨーロッパのアパートは基本的に広い。
日本だったら、4人家族が住めるくらいの広さの所を一人で住み、
家具もキッチン用具も、どれも使い易くてセンスが良かった。
黒、グレー、茶色ネコが三匹いて、歩くと後ろを付いてくる人懐っこいネコだった。

ゆっくりした時間を過ごしていたけれども、時間は経ち、
最後の夜は、来月からワーホリで日本に行くというアレキシーも加わって、
アレックスの家でDVDを見た。
ドイツのホラー映画を見終わって、なんだか良い気分がしなかったから、
もっと明るい映画を見ようといい、アレキシーが棚からアメリを取り出すと、
それはまだカバーも開けられていないDVDだった。
これみようよ、とアレキシーが言うと、それは駄目だとアレックスは言う。
初恋の思い出の映画らしく、そっとしておきたいらしい。
come on!とアレキシーが言って、あとはドイツ語でなにかしゃべった。
すると、突然アレックスが真顔になり、DVDでアレキシーの足をたたいた。
全然いたくないよー、とアレキシーもまた余計なことを言うと、今度は大分強く
すねをたたいた。アレキシーはやり返さなかったから喧嘩にはならなかったけれど、
気まずい空気が流れ、しばし沈黙。
するとアレックスは、初恋の話、一緒にピザを食べてそれがすごくまずかったこと、
一緒に20時間眠ったこととかを、笑いながら話した。
でも、その笑顔はすぐに消え、憂鬱な顔になり、ネコを抱いて黙ってしまった。
アレキシーは車で帰って行った。


なんでアレックスが実家に帰らないのか、なぜ初恋の思い出にそこまで執着するのか。
髪を黒とブロンドにし、全身黒の服を着ているのは、それと無関係では無いだろう。
それは彼を守るなにかなのかもしれない。
そして、ネコを溺愛し、友達に愛情を注ぐ彼自身が一番求めているのは、人からの愛なんだと思う。
壁に飾ってある、高校卒業の時に親友と取った写真の中で笑うアレックスを見て、
なんだか切なくなった。その親友はもうシングルマザー。

僕たちはホントに家族みたいだから、いつか一緒に住もうって言ってるんだ。
僕は育ての父親になるんだよ、ホントに家族みたいなんだよ。

彼は自分の居場所を探している。
帰りの電車に乗るとき、アレックスは涙目でまた来てね、と言った。

良い旅でした。






写真アップしたいのですが、
昨日クラブで酔っぱらい、友達の車に携帯とカメラをおいてきたので、
また今度。
謎に金持ちのインド人の女の子。なぜかベンツ所有。
ジントニック1杯1200円。高!!
ciao

2007年10月19日金曜日

ベジタリアン

今日肉が食べたくなってスーパーに行ったら、
肉にカビが生えてた。しかも、一つだけではない。
そんなことってあり?
微妙に廃れたスーパーだからってことで、スーパーを変えて
肉を買ったけどなんだか気持ち悪くて、結局焼いたけど
捨ててしまった。窓から。
時々ヒステリックになります。

焼いてる途中に出るあの血の様なものがものすごく気持ち悪くて、
少しベジタリアンの気持ちが分かったかもしれない。
結局ドーナツとコーヒーを飲みまくって、今疲れているのに
眠れないという状況。


明日からドイツ行ってきます。
何も落とさぬ様、取られぬ様、気をつけます。

2007年10月18日木曜日

オランダあったかい

今日は昼の2時に起きたので、首が痛い。
何やってんだか。

そして、授業は5時から。遅い。
あのさ、9.11以降イスラムについてより議論されるようになったわけだけど、
それって一種の流行の様なものなのだなと思った。
オランダには、移民が多いからもちろんイスラム教徒も多いわけで、
9.11以降は白人のイスラム教徒も増えたようです。
今日彼女達のドキュメンタリーを見たけれど、
なんだかアニメが好きで日本語学部に入ったけど、
漢字が多すぎることに気付いて学校をやめる外国人を思い起こさせるものがあった。
あたし最近イスラム教徒になったんだよねー。
そんなノリでイスラム教に足を踏み入れる人がいるのは知らなかった。
どんだけノリ良いわけ。

そして、夜はモダンダンスのレッスンに行って来た。
モダンダンスって、モダンバレイみたいなもので、
それにボディムーブメントというか、
水の様な動きをしたり,,まぁそんなことをしたわけです。
めっちゃ真剣なおばさんとか、最後まで性別不詳だったラテン系の人とか、
足の長いオランダ人に混じって、くねくねしてきた。
オランダ語の説明は聞き流しているけれど、
これ出来る様になったら気持ち良いんだろうなーと、
ダンサーに嫉妬。

そろそろドライヤーが欲しい。
そして、服が欲しい。

doei

2007年10月15日月曜日

openという名の関係

open

という言葉を良くオランダに来てから耳にします。
日本語のオープンとは少し違って、"自由"に近い言葉ではないでしょうか。
そして、open relationshipという付き合い方があります。
パートナーはいるけど、他の人と寝たい時は寝る、という関係。
浮気を二人の間で合法化して、それに対して悩んだりしない、
そんな付き合い方。

日本でこの関係を選んでいる人ってあまり見たことないけど、
だいたい、"変わった人"が多いと思う。
奇抜な服を着たり、タトゥーを入れたり。
なんだかもう他の人とは全く違う生き方をしなければ
いけない、という焦りの様な不自然さを彼らから感じたり。


でも、ここで会うopen relationshipを選択している人は、
もちろん逸脱した様な人もいるけれど、すごく普通な人も多い。
小学校の先生とか。花屋さんとか。
地味な服を着て、たばこも吸わないし、タトゥーも無い。
ただそんな人達の口から出る言葉、行動と、その人達の雰囲気や笑顔にものすごくギャップがあって、
気味悪く思ったこともある。
人殺しをする人が、人殺しの顔をしているわけでは無い、と同じでしょうか。

そんな付き合い、普通じゃないわ!

もちろんそういう考えもオランダにあるけれど、
でも他の人と寝たいもんは寝たい、その欲求を抑えられないという
事実が存在する。
だから正直にopen relationshipを選ぶ。

単純だけど、そんなに簡単に割り切れるのでしょうか。

なぜ彼らは何の不自然さも無くopen relationshipを
選んで、実行することができるのか。

まだ分からないけれど、
彼らの屈託の無い笑顔を見ると、不思議と納得してしまう様な気もする。
何かを超えた顔をしている。
彼らに何があったのでしょうか。

2007年10月11日木曜日

早起き

今、朝の6時なのですが
30分程前ルームメイトのスペインコミュニティの
でかい話し声で目をさました。
昨日徹夜だったからイライラ最高潮!!!!
てか、スペイン人の男にくっついている
スコットランド人の女の英語が耳障りでたまらない。
スペイン人も声がでかい。
特に夜。

そしてなぜか彼は自分の部屋のドアを全開にして
クラブミュージックをかける。早朝に。
どんな神経してんの。てか閉めろ。
寂しがりやなのでしょうか。
てか、明日というか今日授業あるだろ思ったけど、
彼は週1回しかクラスが無いから、明日も休みな
可能性が圧倒的に高いよな、と推測する現在6:00.

うるさい、と言ったら4回ほど謝られた。
僕も気を付けよう。

2007年10月9日火曜日

simple and clean


i dont think life is quite that simple〜♪
と宇多田ヒカルは歌っています。
宇多田は鬱っぽいから好きです。


先日、医学部の学生で、それと同時にモダンアートのコラムを書いているという
ギリシャ人にバーで会いました。
25歳くらい。
なぜ医学とアートなのかは、面倒なので聞きませんでした。

彼は推測をするのが好きで、何かと質問をし、
僕の目は僕の不幸な過去を
物語っているだとか、今にも壊れてしまいそうだとか、勝手なことを言った。
いや、ただ目つきが悪いだけだから、と言ってその場は終わった。

今日、なんだかだるい。
天気も悪い。
やらなきゃいけない課題に取りかかる気も無い。
気分が落ちる。
そう言えば、ギリシャ人あんなこと言ってたな。
あぁ、僕って不幸な目をしているのか...
というか幸せって何...

と、バルコニーで悦に浸ってコーヒーをすすっていましたが、
物事は単純でただ単に眠いのと、ただ単に宗教についての
レポートを書きたくない、というだけなのです。
ドラマクイーンになるのはやめましょう。

maybe something are that simple〜♪
多くのことってものすごい単純だと思います。


家の近くにすごい大きな湖公園発見。

2007年10月6日土曜日

friday night




金曜の夜ですが、今日は家にいます。

ルールがロッテルダムに遊びに来たので、
一緒にAmerican History Xを観た。
人種差別の映画で、まぁちょっとナイーブになりつつ、
ちょっと考えたりしつつ、結局写真を取ってごまかしました。

明日はなにかきちんとやろうと思います。

ciao

2007年10月2日火曜日

軽い恐怖




この異様なまでのセンスの悪さ。
賞賛に値するのではないでしょうか。
どうしてここまでナンセンスさを追求できるのか。
ロッテルダムのお店で発見し、諦めきれず購入。
90セントでした。



レジにならんでいると、
若めのオランダ人男女が横入り。
先に並んでたんだけどと言うと相手は諦め、
僕がツンとすましてレジに手渡した物がこれ。


ハロウィーンあたり、この方々を参考にしても良いのでは
と思うが、これを理解してくれる人は希少でありましょう。


というか、このハガキの彼らは今何をやっているのか。
とても気になります。
彼らは東方神起ではありません。

2007年10月1日月曜日

週末

モスクの近くにある白いアパートで、
誰かのバースデーパーティーが
やっているというので行ってきた。
オランダの階段は急で、前につんのめるようにして上がって行くと、
二人の小さな男が迎えてくれた。
一人は、サッカーのユニフォームとショートパンツをはいて
薄い緑の外に跳ね返るヒゲを付けている。不思議な目をした白人。
もう一人も非常に小柄で、乗馬の格好をして手にはムチを持っていた。
スペイン訛の英語を話す。
こんなぴったりな組み合わせがあるのかというようなカップルで
見る方が驚いてしまう。

中に入ると既にパーティーは始まっていた。
15人ほどだろうか、二人のビジネスマン風の男女をのぞいて、
みな楽しそうに踊ったり、飲んだりしていた。
天井からはシャンデリアがぶら下がっていて、
その下でサスペンダーを付けた長身の男と、バスローブを着た女が
絡まっていた。

あのヒゲを付けた小さな男がやってきて、僕にウォッカを手渡すと
またどこかにいなくなった。その後ろを猫が付いて行った。
異様にセンスがよかった。

胸板の厚い黒人が、ほとんどがロッテルダムのダンススクールを卒業した、
プロのモダンダンサーだと教えてくれた。
みんな素晴らしい体系をしている理由が分かった。
彼は突然真面目な顔をすると、僕の髪をひっぱり
本物かどうか尋ねた。
少しすると彼は僕と一緒に来た友達と意気投合し、
上の階へ消えて行った。

みなが好きなだけ飲んで、好きな様に楽しんでいた。
酒はたくさんあったし、パンもケーキもあった。
そして、部屋はとても人間くさい欲だらけだった。

サングラスをかけたトレンチコートの男がパーティに
やってきて、コートを脱ぐと何も着ていなかった。

やってはいけないことも何も無かった。